ホリデー車検を支える「フランチャイズ」の安心感

最終更新日:2023年08月11日

1994年(平成6年)のことです。ユーザーが点検・整備の作業現場に立ち会って行う短時間車検システムが全国で初めて登場しました。

 

ユーザーが土日の休みを利用して立ち会うことから「ホリデー車検」と名付けられたこのサービスを採用した第1号店は、茨城県桜川にオープンしています。

 

翌1995年(平成7年)には「ホリデー車検」をビジネスモデルとして展開するフランチャイズ本部が立ち上がり、さらにその翌年からは株式会社ホリデーとしてフランチャイズ事業を本格化、同年9月までには50店舗が加盟しました。

 

2015年にはフランチャイズチェーン創設20周年を迎え、現在は270店舗が加盟しています。

 

車検システムをビジネスモデルとしてフランチャイズ化している理由は、ホリデー車検創設時から続く「ユーザーに信頼される車検」というコンセプトを、より多くの人々に広げるため。

 

ですから加盟店の条件としては真っ先に「車検を通じてお客様に感動を与え、満足度を上げることで自社の生涯顧客を増やしたいと考えている企業」という項目が挙げられています。

チェーン店で国際的な品質保証規格を取得

「感動を与える」ために「ホリデー車検」は、優れた整備技術に裏打ちされた高いサービスクオリティをすべての店舗で保証しています。

 

加盟店はすべて運輸局の指定を受けた民間車検工場ですから、いわゆる代行車検や斡旋だけを行う「車検業者」とは大きな違いがあります。

 

国家資格を保有する熟練スタッフが点検・車検・整備を担当してくれるので、ひとつひとつの作業内容に関しても十分満足することができるでしょう。

 

ただ単にそうした公的資格を有しているだけでなく、ホリデー車検は独自の研修活動にも積極的に取り組み、日本全国でサービスクオリティのアベレージを向上させています。結果的にチェーン店グループとして、サービス品質を保証する国際的な規格ISO9001:2008を取得しています。

車検後も充実のアフターフォロー体制


車検代行業や斡旋系の業者とは違い、「ホリデー車検」は車検・整備が終わった後もしっかりサポートしてくれます。

 

たとえば車検時に行った点検結果をもとに「整備計画」をたてる手助けをして、適切な交換時期や補修のタイミングなどをユーザーに提案してくれます。

 

計画に沿って適切な時期になったら、電話もしくはハガキなどで連絡するサービスもあります。愛車の健康管理までともに考えてくれる、頼りになるサポーターなのです。

 

こうした姿勢はユーザーコンシャスな経営方針が、加盟店全体で徹底しているからこそ作り出すことができるものです。

オープン後も丁寧にアドバイス。すべては個客のために

オープン時の導入研修では「オーナー・運営部長研修/オペレーション研修/オープン前チェックなどが実施されます。その後もホリデー車検では加盟店に対して、さまざまな研修プログラムを用意しています。

 

「最高の商品(サービス)を最高の状態でお客様に提供」できるように、経営者から従業員・パートにいたるまで、それぞれの役割に合った研修システムを年間通じて実施しています。そうしたフォローによってホリデー車検は全国で統一された高いサービスクオリティを維持しているワケです。

 

たとえば「新任運営部長研修」。

 

それぞれの店舗の責任者である運営部長を担当するスタッフが異動になった場合などは、ホリデー車検の理念やオペレーションなど、基本的なものから運営管理の手法まで習得する必要があります。

 

「ISO9001/ISO4001 品質・環境監査員養成/活性化セミナー」は、オープン初年度でISO9001:2008を、次にISO14001:2004を認証取得するためのカリキュラムです。必要なISOの基礎から整備工場での品質マネジメント、環境マネジメントなどの知識を学ぶものです。

 

作業全般の振り分けを情報共有するための「工程管理板研修」は、時間ごとに月別と日別でスケジュール表をわかりやすく表して、工場全体の生産性を引き上げるマネジメント手法です。入庫や一般整備などホリデー車検の作業全般を、担当者ごとや曜日ごとに見える化しています。

 

運営部長研修」では全国の店舗責任者が集合。

 

本部からの最新情報や加盟店における成功事例などを情報共有することが目的です。そうした戦略や手法は、すぐに自社の事業に反映することが可能です。

 

車検は自動車だけのものではありません。「バイク車検研修」によってこれまでにないコストパフォーマンスに優れたバイク車検のノウハウを学ぶことができます。ここでもホリデーの特徴を生かしたサービスが展開されます。

 

店舗全体の生産性を上げるために実施されるのが、「店長・マネジメント研修」です。より高度で広範な知識を持ちそれを実践に活かしながら、全従業員が一丸となることができるためのマネジメント能力を磨きます。

 

ユーザーの第一印象を決めるのは「フロント」の対応次第。「フロントスキルアップ研修」では予約をとる確率がアップする電話応対術や、来店時の対応といった日常業務に求められる業務のレベルアップを可能にします。

 

まさに主役のスキルアップに役立つのが、「メカニックスキルアップ研修」でしょう。立会い説明の基本からホスピタリティを重視した対応を学び実践することで顧客満足度を上げ、リピート率を上げることを目的としています。

 

システムチェック研修」は加盟店として、事業オープンしてから24ヶ月ごとに行われるもの。その名のとおりマニュアルどおりにオペレーションが進められているかどうか、あるいはスキルが向上しているかということを現地でチェック。それぞれの加盟店ごとの問題点などをヒアリング、改善策の確認を行います。

 

加盟店のオーナーが年に一度、ひとつの場に集うオーナー総会が「オーナーコンベンション」です。本部からの活動報告のほか次年度の活動方針を発表。営業成績が優れていた加盟店舗はその実績をたたえて年間表彰が贈られます。

 

こうした研修以外にも、「オールジャパンメカニック・フロントコンテスト」のようコンテストを通じて、ユーザーに対応する技術を切磋琢磨するプログラムも用意されています。そうしたイベントを通して、ライバル心だけでなく連帯感やチームワークが醸成されるメリットも期待できそうです。

 

地域担当スーパーバイザーによる訪問指導のほか、商品特性や入庫状況に応じた販促支援の提案など、オープンしてからの「儲ける」ためのアドバイス体制もとても充実しています。扱い台数が1000台を超えた段階でのマネジメント体制のコンサルティングなど、加盟店の進化に合わせた成長戦略までともに考えてくれるのです。

 

2018年4月からは新たに「ホリデースタンダード」と呼ばれる顧客満足度向上のための取り組みがスタートしています。あくまでも自動車整備をサービスの中核に据えながらも、ニーズの多様化に対応したことなる業態へのシフトまで考慮しながら、企業としての活動を検証するための評価基準となります。

 

加盟企業をサポートして業績を高めるアドバイスなどを行う「支援開発課」や、システム導入の研修や運営会議を実施する「加盟店部」など、業績を高めるための支援体制が非常に充実しているホリデー車検は、常にユーザーのことを考えています。同時に加盟店の活動に対しても常に気配りを欠かさず、さまざまな形でサポートしてくれるのです。